19Jul
タイ王国原産で、千年もの歴史がある猫種です。
手足や体つきはスマートで筋肉が発達しており、大変活発な猫です。
また一番の特徴としては、「ポイントカラー」と呼ばれる、手足・顔・耳・しっぽの部分に、体の大半の部分とは異なる毛色が現れる事です。
生まれたてのシャムの体毛は真っ白ですが、成長するにつれてポイントカラーが現れます。
ポイントカラーの種類はブルー・シール・ライラック・チョコレートに分けられ、このポイントカラーを多様化させた猫種がカラーポイントショートヘア、更に柄がある猫種がオリエンタルショートヘアとなります。
また、素晴らしく美しいサファイアブルーの瞳もシャムの特徴です。
瞳の色は猫種によって、虹彩のメラニン色素の濃さで違い、青い目は色素が薄いといわれています。
また青い目は劣勢遺伝で受け継がれ白猫とシャム系の猫に多くみられます。
シャムに多い目の病気として、「眼球振盪」(がんきゅうしんとう)があります。
これは、自分の意思とは関係なく眼球が動いてしまう症状ですが、メラニン色素を生成出来ないアルビノに多い症状です。
シャムがかかりやすい病気として、遺伝性で糖尿病があります。
猫は元々糖尿病にかかりやすいと言われていますが、肥満になると糖尿病発症のリスクが高まりますので、食事と運動に気を配りたいですね。
しかし、逆に痩せているのに糖尿病を発症している場合もあります。また、糖尿病から白内障になることもありますので、注意が必要です。