1May
トイレの近くでもないのにウンチの臭いが漂ったら、それは肛門腺かも知れません。
肥満猫の異常行動と異臭は要注意
- ウンチのような臭いがする
- しきりに肛門を舐めている
- 便秘または下痢が続いている
- シッポや下半身の臭いをしきりに嗅ぐ
- 狂ったようにグルーミングを始めた
上記のような場合、肛門嚢炎か、肛門腺の一部が被毛についてしまった可能性があります。肛門腺が自分の体に付いてしまうとトイレの臭いを持ち歩いている様なものですから、嗅覚の発達した猫には相当に不快な状態です。
それで最初は肛門を自分で舐めますが臭いが消えない。実際にはシッポや足下についてしまっているので必死のグルーミングが始まるのです。
「臭い!」と感じたら肛門周辺にティッシュを当てて液状のものが付いていないかチェックしてあげましょう。
ティッシュに黄色(またはキャラメル色)の液体が付くようでしたら、それは溜まった肛門腺が出てしまった(または破裂した)可能性が高いです。お尻のチェックをしてあげましょう。
肥満が最大の原因
猫がトイレ以外で肛門腺出すとしたら肛門嚢が破裂した可能性もあり、要チェックです。また便秘気味の猫は「いきみすぎ」て肛門腺が吹き出る場合もあります。
肛門嚢炎になる原因で最も多いのが肥満です。肛門腺は排泄の時に適度に絞り出されるので、通常であれば溜まる事はありません。
しかし、肥満になると肛門嚢が圧迫されて出にくくなります。その結果、肛門嚢炎に掛かりやすくなります。
お尻周辺に異常を感じたら要注意です。直ぐに獣医さんに診てもらって下さい。
肥満は万病の元。ダイエットしましょうね(自戒)。