26May
ただの目やにだと思っていませんか。老化が原因とは限らないほんとは怖い目の病気。放っておくと失明の恐れもあるのです。
角膜炎
角膜を傷つけるなど、感染症が原因で角膜に炎症が起きた状態。シャンプーが目に入った際も起こり得る病気です。大量の黄色や緑色のドロドロした目やにが出る場合は重度の角膜炎の可能性も。進行すると失明の恐れもある為、気になる症状がある場合は早期にかかりつけの動物病院で診察を受けましょう。
予防法
目の周りの毛が長い場合はカットし、日ごろから目やにが出ていないかチェックしてあげましょう。また、爪で目を傷つけないようにこまめに手入れをし、シャンプーをする際は目に入らないよう気を付けて洗い流すようにします。
薄暗いところで愛犬の目をチェックしてみてください。瞳孔が開いている状態で目の水晶体が白く濁って見えるようなら白内障の疑いも。
白内障
老化により、徐々に症状が進行する場合が一般的ですが、糖尿病や外傷が原因で若くても白内障にかかる例もあります。白内障は投薬治療で症状の進行を遅らせることができますが、完治は難しいと言われています。
予防法
白内障の原因になりうる糖尿病や感染症を予防しましょう。観葉植物の葉先や机の角など生活環境の中で愛犬にとって危険なものがないか、愛犬の目線での注意が必要です。
短頭種に多いと言われている眼球突出。シーズーやパグ、ブルドックなどは少しの衝撃でも眼球突出になりやすく、愛犬が事故やトラブルに巻き込まれないよう注意したいもの。
眼球突出
眼球が前に飛び出して炎症を起こし、まぶたや結膜にむくみが生じます。
外傷がなければ出血はありませんが放っておくと目の組織が壊死する場合も。早急に動物病院で診察を受け症状が軽い場合は消毒し、眼球をもとに戻します。重症の場合は眼球摘出手術が必要な場合も。
予防法
ドッグランなどでトラブルに巻き込まれないように飼い主さんの目が行き届く場所で安全に遊ばせましょう。特に頭部への衝撃はいかなる場合も避けたいものです。