犬と猫の病気は食事とトイレでわかる！予防と早期発見の鍵はオシッコです。

尿路結石症は尿道に結石がつまり排尿できなくなる病気です。
ミネラルがタンパク質と結合し固まった状態で、小さな結石であれば尿として少しずつ排出されるのですが、体内に蓄積され排出できなくなる程大きくなると尿道に結石がつまってしまいます。

尿路結石症になる原因

ストラスバイト結石

尿路（膀胱や尿道など）にブドウ球菌などの細菌が感染すると、菌の酵素によりアンモニアが発生。尿がアルカリ性に傾き、ストラスバイト結石を引き起こします。

メスの場合、尿路が短いので細菌が感染しやすく、結果、結石にもなりやすい体質です。

ミニチュア・シュナウザーのメスは尿の量が少なく、尿結晶から尿路結石（リン酸アンモンMg /ストラスバイト結石）が出来やすい体質です。他犬種の7.7倍とも言われます。

シュウ酸カルシウム結石

酸性に偏るとシュウ酸カルシウム結石になります。こちらもミニチュア・シュナウザーに多く、オスがかかりやすいようです。またチワワもシュウ酸カルシウム結石になりやすい犬種です。

尿酸塩結石

ダルメシアンに多い病気です。ダルメシアンは遺伝的に尿酸を分解できないため、尿酸塩の固まりが出来やすいのです。こちらも発生確率が高いようです。ヨークシャー・テリアも尿酸塩結石になりやすいようです。

そのほかダックスフンド（ミニチュア含む）がシスチン結石が出来やすい傾向にあります。

尿路結石の症状

• オシッコが出ない
• 排尿の際に痛がる
• 血尿が出る
• 水を飲まなくなる

尿路結石の手術費用

尿路結石症は重症化した場合結石を取り除く手術が必要な場合もあります。費用は病院や症状により異なりますが１３万から１５万円程度が一般的なようです。大型犬や老犬になるともっとかかることもあります。また、結石は再発する例もあるため、ペット保険に入っていない場合、その都度飼い主さんに負担がかかってしまいます。

予防法

泌尿器系の病気予防は、水分を良く与え排尿を促す回数を増やすこと。また、ヒルズ、ロイヤルカナンなどの食事療法などでミネラルバランスを整えると良いでしょう。

もしいつもと違う症状が見受けられたら、進行しないうちにかかりつけの動物病院で診てもらいましょう。

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