19Jul
イエネコの原種といわれているのが、このアビシニアンです。
大変活発で運動が好きな猫ですが、餌の与え方に十分に注意をしなくてはいけません。
多くの猫があまり水分を補給しようとしないため為、腎臓に負担がかかり泌尿器系の疾患にかかりやすい事が知られています。中でもアビシニアンは遺伝性疾患で「腎アミロイドシス」という病気にかかりやすいといわれており、特に腎臓の疾患に気を配らなくてはならない猫種です。
この病気は、タンパク質の一種のアミロイドが腎臓に付着して、腎不全を起こす病気です。
一度腎臓の機能が低下すると、完治するのは難しいといわれています。肥満になると腎臓に負担をかけますので、沢山運動したからと餌を与えすぎ無いように注意しましょう。
ドライフードだけでは水分が十分に摂取出来ない場合、ウエットフードも与えるなどの工夫が必要です。
また、アビシニアンは「網膜萎縮」にもかかりやすいといわれています。この病気は後天性の場合はタウリン不足で起きる病気ですが、ペルシャとアビシニアンのみ先天性の症例があるそうです。
腎不全から網膜に異常が出る場合もありますので、やはり食事には十分配慮が必要と言えます。
ソマリはアビシニアンの突然変異で生まれた「長毛のアビシニアン」ですが、ソマリもやはり同様に注意が必要です。